信じられないことが起こっています。
悲惨さ、常識の無さに憤りもありますが。なによりもこんなに簡単に日常を壊されるということが恐ろしくて、無力さに愕然とした日々を送っています。
戦争というのは歴史であり、教科書で習い、二度と繰り返さないもの、と頭のどこかで思っていたし、平和ぼけしていました。
いかん、やっぱり歴史を学ばなければ。
外国にいる、というだけで気を張っている部分もまだまだあるのにもはや気の使いようがないことが起こっています。
ロシアの知り合いもいるし、きっと直接の知り合いではないけれど身近にウクライナの人たちもいる。実際娘の親友のベビーシッターさんはウクライナの方。
その人たちの気持ちを思うととてもうまく感情を伝えられないし、適切な言葉が浮かばない。
昨日行ったバレエ教室。
ロシア語とドイツ語と英語が飛び交う場所。
娘の着替え室には4人いて、それぞれ保護者と中国語、日本語、ドイツ語、ロシア語を話してた。
なんて縮図なんだろう。
もちろんみんなそれぞれ話題には触れないけどね。
子供たちは平等にバレエをならって、またね、と帰っていく。
ここにボーダーはない。
けどここにいつか突然に線引きされて『おともだち』ではなくなる日が来るのか。
一国民の無力さ、子供達の純粋無垢さにうっかり涙がでます。
私にできることは気を確かにすることと、家族との日常を大切にすること、それだけ。
この2週間はどう気持ちを保ったらいいかわからずとっても苦しかった。
しかも夏の日本への帰国もキャンセルになり・・・ダブルパンチだったんだなぁ。
日本と違って陸続きのヨーロッパ。
その国とその政治と人々と。
一体ではないと思いながらやっぱり偏見を0にするのは難しい。