オーストリア航空へ乗り込んで、すぐにダウンする末っ子。
もうさすがにダウンしているので抱っこで離陸を待っていると・・・
「2歳は自分の席に座らせて!」とCAさん。
「いやいや、爆睡してますから・・・」
「例外はなしです」
やむを得ず座らせると、もちろん、大泣き。
前にすわっていたパリのディズニー帰りの親子もさぞ困ったことかと・・・
うしろからあれやこれやオーストリア航空グッズをもってくるCAさん。
いやいや、眠すぎて目つぶったまま寝ている子にぬりえと色鉛筆って・・・。。
つっこみどころ満載でしたが、さすがヨーロッパ線。
滑走路からあっという間に離陸、そして急カーブ。
忘れてた、この感覚。
一方、上2人はすっかりANAのホスピタリティにつかったせいか、機内サービスを待ってました笑
空の上に出てみると久しぶりにみた、太陽の光。
空の旅の醍醐味。
時間の感覚も場所の感覚ももはや異次元でしたが、あとちょっとだという安堵感でうとうと、
……もつかの間。
肩をたたかれ起床。
何事かと聞いてみると、着陸態勢に入るので、子どもを座らせて、とのこと。
いやいや・・・
寝たふりでやり過ごそうと思いましたが、そりゃCAさんのお仕事ですよね。
妥協は許されません。
こんどはオーストリア航空のぬいぐるみをもってきてくれました。
だーかーらー、ピークを越えて目つぶって泣いてる子には効かないのよ。。
ここまで書いて思い出してまた笑えてくる・・・
なんやかんやで着陸。
もはや目つぶったまま歩く2人、とリュック5つと手提げと赤ん坊かかえた大人。
疲労困憊ぐあいに周りの人々は色々想像をふくらませたことでしょう。
さすがにゾンビ。
ぞろぞろ歩く子どもたち。
やっとの思いでゲットしたPCRの結果も問題なく提示でき、荷物をのピックアップ。
ターンテーブルから出てきたスーツケースを見たときはまるで旧友にあったような気分でした。
やっとついた・・・
現在時刻は夜23時。
出発からおよそ24時間。
ホテルまでタクシーを手配しておいて大正解。
荷物も運んでもらい、出発。
夜中1時前、ようやくホテルにつきました。
日本から持ってきたアンパンマンヌードル(うどん)を半分こしたあの出汁が身体にしみわたる感覚。
あの出汁の味、一生忘れない。
飛行機3本、26時間の旅、これにて一件落着。
渡航シリーズ、ここまで読んでくださったこと、感謝します。