国選び

国選び

国選び

もちろんドイツに、って思っていましたよ。そもそも主人の育った文化圏で子育てを、というスタートしたのですから。

ベルリン、ミュンヘン、ニュルンベルク・・・
ドイツは地方都市がそれぞれ特色、個性を持っている国。
どこの町にするか、どこにするか、寝ても覚めてもその話。

完全リモートとなったため、要は全世界どこにすんでも良いという贅沢、かつ膨大すぎる選択肢を得た我が家。

Googlemapsでドイツの地図を見ていたのが段々と世界地図へ。


もはや候補は無限大。


日本人学校が世界中にあるのと同様、ドイツ人学校も世界中にあります。
せっかく行くなら刺激は多い方が良い。
大好きな北欧を始め、イタリア、パリ、バルセロナ、シンガポール・・・
学校の位置を確認しては、旅行できる範囲を想像してにやにや。
夫婦ののんきな会話に両親はさぞ突っ込みたかったと思います。

・・・という妄想の旅も日が経てば現実に戻っていくわけで。


治安、医療の問題。

住居探しの困難さ。

年金の問題(これが意外と落とし穴でした)

もちろん言葉の問題。

自然と選択肢はドイツ語圏に戻り、ふっと現れた候補、ウィーン。

・生活言語はドイツ語

・町中にはドイツ語だけでなくいろんな言語が飛び交う国際都市

・首都である

・住居探しはドイツの大都市より競争率は低い、低そう

・市内に国際空港がある←私には譲れない条件でした。

・音楽、文化、自然、都市の生活がぜーんぶある!!!!!


条件をあげればあげるほど、これ以上の選択肢はない!!

と私の目はキラキラ〜でした。


もちろんオールリモートといっても税金の問題、年金の問題は最後まで悩みの種でした。
(ドイツだったら、諸々条件はありますが、年金の協定があるので日本とドイツどちらで納めても納期の期間は合算されるのです。)
ちなみに、オーストリアは15年こちらに住むと年金の資格をもらえます。


とはいえ、主人の国に帰らなくてもいいのか、とか
年金は大丈夫か、とか気になることもあるのは事実。
ドイツにくらべ明らかに情報が少なく、日本人も少ない・・・

でもヨーロッパへ渡ってしまえば陸続き、何とかなるんじゃないか、と自分の決断を通す時だけに現れる私の楽観的な思考で平行線だった話し合いはウィーンに軍配があがることになるのでした。


ドタバタと航空券を購入してもいまいち自分の決断に自信が持てなかったのですが、翌日の出会いでぐっと背中を押されることになるのです。

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